2025法改正 遺族年金法改正ってどうなっていくの ?

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2025年5月21日 09:38

遺族年金法改正ってどういうふうになっていくの?
将来のためにも、役立つから、よかったらシェアしてくださいね♪


さて本題、「遺族年金」ってなに?って思う人も多いですよね!
これは、家族の大黒柱が亡くなったときに、その家族を支えるためのお金保険(政府が運営する)みたいなものです。
遺族年金には大きく2つあります。


【遺族年金とは?】
遺族年金とは、家族の大黒柱が亡くなったときに、その残された家族を支えるために国から支給されるお金のことです。
簡単に言えば、万が一のときのための「生活支援金」のような制度です。
主に2つの種類があります:
遺族基礎年金:

 → 国民年金に加入していた人が亡くなった場合に、18歳未満の子どもがいれば支給されます。


遺族厚生年金:

 → 会社員や公務員など、厚生年金に加入していた人が亡くなった場合に、配偶者や子どもに支給されます。こちらは子どもがいなくても配偶者に支給されるのが特徴です。



【今回の制度改正の主な内容】
今回の改正では、以下のような変更点があります:
● 支給期間が「原則5年間」に短縮

これまでは配偶者に一生支給されていたケースもありましたが、今後は男女問わず、子どもがいない場合の遺族厚生年金は5年間の有期給付になります。これは「男女平等」の観点から見直された点です。

● 金額が「満額支給」に変更
これまでは老齢厚生年金の「4分の3」だった支給額が、**満額(4分の4)**支給されるようになります。例えば、亡くなった方の年金が月20万円なら、これまでの支給額は15万円でしたが、今後は20万円満額が支給されます。

● 中高齢加算の廃止
40歳以上65歳未満の子どものいない専業主婦などに支給されていた「中高齢加算」(年間約61万円)が、段階的に廃止される予定です。

● 高収入者への制限撤廃(新しく追加された改正点)
これまでは年収が850万円(=月収約70万円)以上の人は、遺族年金を受け取ることができませんでした。しかし今回の制度改正では、この収入制限が撤廃されることになりました。これにより、高収入の方も遺族年金を受け取る権利が認められるようになります。

【今から備えておくべき3つのポイント】
1. 年金ネットでお互いの年金を確認する

「年金ネット」は、自分や配偶者の年金見込み額を確認できる便利なサービスです。
夫婦で一緒に確認して、将来どれくらい受け取れるかを話し合って準備のしておくと安心です。

2. 若いうちから投資を始める
年金だけに頼らず、自分の資産を増やす努力も大切です。おすすめは「新NISA(ニーサ)」制度で、これは投資で得た利益に税金がかからないお得な制度です。20.315%

月数千円から積み立て投資を始められますので、少しずつでも始めておくことが将来の安心につながります。

3. 健康管理に気をつける

夫婦ともに健康で長生きすることが一番の備えです。

これは一番重要なこと!!

日頃の食事や睡眠、適度な運動に加えて、年に一度は人間ドックを受けて健康状態をチェックしておくと良いでしょう。孤独を避けることも大切なテーマです。

【今回のまとめ】
今回の遺族年金制度の改正は、「男女平等」の視点に基づいた見直しであり、支給条件や年数、金額の変更など大きなポイントが含まれています。

ただし、今すぐすべての人に影響があるわけではありません。
特に現在40歳以上の方は、すぐに対象になるということはなく、今後20年以上かけて段階的に制度が移行していく予定です。

そのため、あわてて行動する必要はなく、制度の動きを見守りながら、少しずつ準備を進めていくことが大切です。
「知らなかった」で損をしないためにも、
今のうちから年金や資産形成、健康管理について、できることから取り組んでいくことが安心につながります。


※他にも今後の暮らしやお金の不安を減らすための情報をまとめていますので、よかったらこちらのサイトもチェックしてみてください ね^_^

【情報に惑わされないために】
年金や投資の話題には、誤った情報や噂も多く出回っています。必ず、厚生労働省などの公式情報や、信頼できる情報源を確認するようにしましょう。SNSなどの一部情報を鵜呑みにするのは避けましょう。

遺族年金の制度改正は不安な面もありますが、収入制限の撤廃や金額の増額など、前向きな変化もあります。早めに知って備えておくことで、大切な家族を守る力になります。